理事長ご挨拶

JWセンターは、昨年11月に設立30周年の節目を迎えました。その歴史はまさに平成とともに歩んだ30年でした。今、「環境」を取り巻く状況は急速に変わりつつあります。4年前に国連で採択されたSDGsは世界に浸透し、金融市場も急速にESG投資へシフトしています。いまや、いかなる政府、企業、大学等の団体もSDGsを中心に据えて運営しなければ、中長期的な発展は望めない時代になりつつあります。JWセンターは、この社会が大きく変わる時期にあって、時代の要請にこたえて、設立の目的である産業廃棄物の適正処理と循環型社会の形成推進に資する事業を更に充実・発展させてまいります。

電子マニフェスト事業では、2018年度の電子化率は前年度から5%アップの58%に向上しましたが、政府目標である「2022年度に70%」を達成するために更に取り組みを強化します。特に、産業廃棄物の中でも排出量が多く、かつ電子マニフェストの利用が進んでいない汚泥とがれきでの利用拡大を図っていきたいと考えています。また、ビッグデータである電子マニフェストのデータの利活用促進に、いっそう注力してまいります。

教育研修事業では、質の高い講習会事業を維持していくのに加えて、排出事業者向けの研修会を充実させることとしています。昨年度に実施した「建設業に特化した産業廃棄物マネジメント研修会」に加え、今年度は食品関連産業に特化した研修会を開始します。また、産業廃棄物処理業の労働災害の防止及び安全衛生の向上に資するため、視聴覚教材を作成し広く利用していただくこととしています。

そのほか、調査研究事業、アジアを中心にした国際協力、適正な感染性廃棄物容器の普及等にも引き続き積極的に取り組んでまいります。今後とも、皆様のご指導、ご鞭撻をお願いいたします。

2019年4月
公益財団法人 日本産業廃棄物処理振興センター
理事長 関 荘一郎

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